こんにちは、ベンリースタッフです。
本日午後のご依頼は、定期的にご用命いただいております依頼者様宅のお庭のお手入れ。毎回ご不在で今回も作業終了後に電話連絡でご報告させていただくことになっておりました。
作業開始ほどなくして、お隣さんのお子さんが学校から帰宅し、門扉を開けて中に入ろうとすると鍵がかかっていて開かない。
入り口はそこしかなく、ウロウロしてはこちらをちらちら。ついには泣き出してしまいました。
風も強く、上着を着ていない状態でうずくまって泣いている姿を見ていてもたってもいられず、声をかけると、小学校1年生。今日は下校時間が早い日だったことを親が知らなかったらしく、家は不在の状態。携帯番号もわからず、こちらとしては励ますぐらいしか打つ手がありませんでした。
後ろ髪を引かれる思いで作業に戻り、気にしながら芝刈りをしていると、他のスタッフの草取りを真似て一緒にとなりで。なんとも不憫に思えてしまいました。
作業すること2時間弱。こちらの作業も終了し、現場を離れなくてはならず気の毒に思っていると、ちょうどのタイミングでお母さんの車が帰宅。ホッとしました。
一応声をかけていきさつを話すと、かなり驚かれたようで、すみませんでした、ありがとうございましたと何度も頭を下げてらっしゃいました。
こちらとしては何をしたわけでもないので、いえいえ、としか言えなかったのですが・・。
よかったね、とお嬢ちゃんに声をかけると、今日初めて見る笑顔でうなずいてくれました。
気持ちが晴れて現場を後にしました。
そんなお話でした。
2019年